2014.06.19 (Thu)
結局スカイラインは消えて行く車なのでしょうか
日産スカイラインのニューモデル2000GT-t

私が免許を取って車に乗り出た時にはプリンスのスカイラインは日産のスカイラインになっていました。プリンスR380という画期的なレーシングカーが桜井眞一郎設計統括の元で次々と世界記録を更新して行ったまさにその時に、プリンス自動車は日産自動車に吸収合併されます。

絶頂期の1970年代後半の愛のスカイライン、ケンとメリーのスカイラインが懐かしいです。

絶頂期を迎えた後にだんだん日産全体の車に魅力が無くなり、1999年に日産自動車が経営危機に陥ります。ルノーの子会社になった時にカルロス・ゴーンの剛腕で「日産リバイバルプラン」が成功し、完全に復活したかに見えたスカイラインに、今年また新たな試練が、始まろうとしています。

今月発売のスカイラインニューモデル2000GT-tはベンツのターボエンジンを積んでいるとの発表がありました。
これがベンツのインフィニティマークの2Lターボエンジン

この数年で、電動車(EV車)に大きく舵を切った日産でしたが、EV者はエンジン車よりも車両価格が高くなるので、安価な新興国向け等のクルマでは従来型エンジンの改良が急務という背景。
HV車のシェアは日本では約30%と高いものの、米国では約3%、中国でも1%に満たないのが実情。 化石燃料のエンジン車は2030年においても世界の8割以上を占めると予測もあり、トヨタがHV用エンジンで培った技術で従来エンジンの燃効率を引き上げる等の改良を直近のマイナーチェンジモデルで実現させたのに日産には弾がなかったという訳です。
電動車(EV車)に主力を置いていた日産には新型の燃焼効率の高いエンジンの開発余力がなく、資本・業務提携先のダイムラーがメルセデス・ベンツ用に開発したダウンサイズ・ターボエンジンの供給を受けて燃費を稼ぐ作戦に出ました。
4気筒ターボエンジンとなったことで、ハイブリッドに対して、100kg以上も軽いという次世代ターボエンジンを搭載したスカイライン 200GT-tです。
で、私は素朴に思うのです。これって本当にスカイラインですかと。心臓がベンツで外観がニュースタイルのスカイラインと言われても、このデザインではルノー製の別の車です。それに、この臼形大口デザインはトヨタにすり寄った感が見え見えです。

私はトヨタのアウディ的な臼形大口デザインが決して良いとは言いませんが、これだけ、プレデターライクなアクの強い顔を何年も続けるトヨタの根性だけは評価します。

走行性と燃費が良くて値段がそこそこならそれで良いじゃないかという呪縛に捕らわれて衰退していった1999年の日産の再現ドラマを見せられているようです。
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私が免許を取って車に乗り出た時にはプリンスのスカイラインは日産のスカイラインになっていました。プリンスR380という画期的なレーシングカーが桜井眞一郎設計統括の元で次々と世界記録を更新して行ったまさにその時に、プリンス自動車は日産自動車に吸収合併されます。

絶頂期の1970年代後半の愛のスカイライン、ケンとメリーのスカイラインが懐かしいです。

絶頂期を迎えた後にだんだん日産全体の車に魅力が無くなり、1999年に日産自動車が経営危機に陥ります。ルノーの子会社になった時にカルロス・ゴーンの剛腕で「日産リバイバルプラン」が成功し、完全に復活したかに見えたスカイラインに、今年また新たな試練が、始まろうとしています。

今月発売のスカイラインニューモデル2000GT-tはベンツのターボエンジンを積んでいるとの発表がありました。
これがベンツのインフィニティマークの2Lターボエンジン

この数年で、電動車(EV車)に大きく舵を切った日産でしたが、EV者はエンジン車よりも車両価格が高くなるので、安価な新興国向け等のクルマでは従来型エンジンの改良が急務という背景。
HV車のシェアは日本では約30%と高いものの、米国では約3%、中国でも1%に満たないのが実情。 化石燃料のエンジン車は2030年においても世界の8割以上を占めると予測もあり、トヨタがHV用エンジンで培った技術で従来エンジンの燃効率を引き上げる等の改良を直近のマイナーチェンジモデルで実現させたのに日産には弾がなかったという訳です。
電動車(EV車)に主力を置いていた日産には新型の燃焼効率の高いエンジンの開発余力がなく、資本・業務提携先のダイムラーがメルセデス・ベンツ用に開発したダウンサイズ・ターボエンジンの供給を受けて燃費を稼ぐ作戦に出ました。
4気筒ターボエンジンとなったことで、ハイブリッドに対して、100kg以上も軽いという次世代ターボエンジンを搭載したスカイライン 200GT-tです。
で、私は素朴に思うのです。これって本当にスカイラインですかと。心臓がベンツで外観がニュースタイルのスカイラインと言われても、このデザインではルノー製の別の車です。それに、この臼形大口デザインはトヨタにすり寄った感が見え見えです。

私はトヨタのアウディ的な臼形大口デザインが決して良いとは言いませんが、これだけ、プレデターライクなアクの強い顔を何年も続けるトヨタの根性だけは評価します。

走行性と燃費が良くて値段がそこそこならそれで良いじゃないかという呪縛に捕らわれて衰退していった1999年の日産の再現ドラマを見せられているようです。
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テーマ : 自動車・バイク関連ニュース - ジャンル : 車・バイク
タグ : スカイライン

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