2016.02.07 (Sun)
山陰道茶店 中村軒 京都市西京区桂 その2
今年も中国の春節がスタートして、多くは2月7日(大晦日)の日曜から13日土曜までの7連休ですが、すでに昨日6日土曜日の天神橋筋商店街はかなりの中国語が飛び交っていました。
さて、前回の続きです。京都桂離宮南横の創業130年、山陰道茶店「中村軒」は出町柳の和菓子屋「ふたば」に比べたらこじんまりしていますが、同じ歴史を感じる店先です。

店に入ると緋毛氈を敷いた縁台が。

六方焼がウマそうです。

店頭のショーケースから頂くものを選びます。六方焼と右下のミニ麦代餅をチョイスします。

これです。四角い六方焼は創業以来の人気定番お菓子。

六方焼を割って

楊枝で刺してアップです。何でもパリでは緑茶ブームに続いて和菓子ブームが始まっていると聞きますが、この六方焼はフランス人が絶対好きな味です。

麦代餅(むぎてもち)とは又変な名前ですが、

その昔、田植えどきの間食としてなど、多忙な農家ではこれが重宝がられました。この一回分の間食が麦代餅二個で、これを農作業の各田畑まで直接に中村軒が届けて、農繁期が終わったらその代金として餅二個につき麦5合を受け取るという物物交換の習慣から付いた麦代餅(むぎてもち)の名前です。

黒蜜だんごは

だんごに黒みつを搗きこみ、きなこをかけたもの。黒みつと香ばしいキナコがウマいです。

黒蜜だんごの後はちょっと濃いめのお茶で。

そうそう、今回の桂離宮で仲間で写真を撮ろうとして、シャッターを頼んだカップルも中国からの人でした。
和菓子甘味処 山陰道茶店 中村軒
京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650
7:30~18:00
水曜日 (祝日の場合は営業)
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デザウマは抗がん剤脱毛をサポートする医療用ウィッグ帽子のWithWigを応援しています。
さて、前回の続きです。京都桂離宮南横の創業130年、山陰道茶店「中村軒」は出町柳の和菓子屋「ふたば」に比べたらこじんまりしていますが、同じ歴史を感じる店先です。

店に入ると緋毛氈を敷いた縁台が。

六方焼がウマそうです。

店頭のショーケースから頂くものを選びます。六方焼と右下のミニ麦代餅をチョイスします。

これです。四角い六方焼は創業以来の人気定番お菓子。

六方焼を割って

楊枝で刺してアップです。何でもパリでは緑茶ブームに続いて和菓子ブームが始まっていると聞きますが、この六方焼はフランス人が絶対好きな味です。

麦代餅(むぎてもち)とは又変な名前ですが、

その昔、田植えどきの間食としてなど、多忙な農家ではこれが重宝がられました。この一回分の間食が麦代餅二個で、これを農作業の各田畑まで直接に中村軒が届けて、農繁期が終わったらその代金として餅二個につき麦5合を受け取るという物物交換の習慣から付いた麦代餅(むぎてもち)の名前です。

黒蜜だんごは

だんごに黒みつを搗きこみ、きなこをかけたもの。黒みつと香ばしいキナコがウマいです。

黒蜜だんごの後はちょっと濃いめのお茶で。

そうそう、今回の桂離宮で仲間で写真を撮ろうとして、シャッターを頼んだカップルも中国からの人でした。
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京都市西京区桂浅原町61
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タグ : 京都府_京都市西京区

2016.02.05 (Fri)
山陰道茶店 中村軒 京都市西京区桂 その1

桂離宮に行ってきました。中学生の頃に一度来ていると思っていたのですが何処かと間違っていたらしく、見るものは初めてでした。美術教科書に載っている写真の世界が現実の目の前に広がる様は興奮ものです。

桂離宮は江戸時代に皇族の八条宮の別邸として創設され、建築群と回遊式の茶屋が配されている庭園は日本庭園の傑作とされています。

茶屋の中には小舟で渡って、船着き場から上がって行く茶屋もあったりで、庭園を渡る船で楽しむ様は現代のディズニーランドのようです。

月波楼の船底天井です。竹、皮のついたままの木、曲がった木、柿葺、茅葺、瓦葺と素材が使われていながらシンプルで落ち着いています。相当な労力をかけて一つひとつのものが選ばれ作られていることが伝わってきます。

インテリアデザイナーの内田 繁さんが1999年に桑沢デザイン塾で説いた、「茶室を読む」 の世界です。

石垣張りという障子です。紙の接ぎ目をデザインとして見せる張り方で、その昔は御所やこの桂離宮などにだけに許された障子の貼り方がありました。今日のような雨の日は見学者がよろけて傘でプツッという事があるそうで、張替が大変だそうです。

皇室に係わる建築物らしく、瓦には菊のご紋。

そういえば雨の中長靴姿で庭内の案内を担当していたのは皇宮警察の職員でした。

世間とはまったく隔絶された別世界で、桂川から水を引いた池と水路を設けて、その周辺に茶室をレイアウトする庭と建築美の調和がすばらしく、京都はもちろん、日本文化の精髄として世界的にも評価が高い施設です。もっと早く見に来るべきでした。

●桂離宮(施設案内ビデオや施設の概要図と見学予約はこちらを)
冷たい雨の降る桂での午前中の見学ですっかり冷えてしまい、お昼になってお腹もすいてきましたので、近くのお店に入ります。今日の仲間は大阪市立工芸高等学校時代の同級生写真右の3人。
このお店は桂離宮のすぐ南側で饅頭屋を商うこと百三十余年の「中村軒」

昔は住居で使っていた店奥の部屋も今は客間。

他の人は茶漬鰻やにゅうめんを頼んでいますが、私は京都らしい白味噌のお雑煮。

お餅2つと小さな京芋が入っています。鰹と昆布出汁でのばした合わせ白味噌はウマいです。

京都のお餅は丸餅です。



という事なので、食べ進んでからかつおぶしをふりかけると趣きが変わって楽しいです。

食事は終わって暖まったのですが、本来は和菓子の美味しい店なのでこのままのお茶と菓子を楽しむ事にします。その様子は次回です。
和菓子甘味処 山陰道茶店 中村軒
京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650
7:30~18:00
水曜日 (祝日の場合は営業)
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タグ : 京都府_京都市西京区

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