2019.08.18 (Sun)
ハーレーダビッドソンが静かに変わりつつあります

もちろんH-DはHARLEY-DAVIDSONです。このロゴは今のところ一部使用ですが、新しくアーバンハーレーというコンセプトで電動バイクを含めたニューハーレーの展開を始めました。



これが1980年から現在も使用されているロゴマークです。そしてハーレーと言えばだれもがV型2気筒で4スト独特のドスの効いたエンジン音のチョッパースタイルを思いうかべますが、四輪を含めて時代が確実に電動に舵を切った今、生き残りをかけてバイクの老舗が変わろうとしています。

これがこの秋発売開始のハーレーの電動バイク「LIVEWIRE(ライブワイヤー)」2万9799ドル(約321万円)。



電動バイクと言えば各社ソリッドシェイプなスクータースタイルをイメージしていますが、ハーレーはあえてバイクの姿です。ただこれまでのハーレーがあまりにアメリカングラフィテイなので、このオーソドックスさがかえって目立ちます。

車体最下部の低重心配置のモーターはドラッグマシンのスーパーチャージャー風。

時速0kmから100kmまでの加速はわずか3.0秒の新しいハーレーの動力音をどうぞ。
HONDAもYAMAHAもスクータータイプの小型電動バイクは発売しているけど、本格派のスポーツバイクはまだコンセプトモデルの段階で足踏み状態。BMWは2017年春から大型スクーターC evolutionを市場投入し、KawasakiとSUZUKI も今年中に本格電動バイクを発売するようです。内燃エンジンの雄と呼ばれたハーレーが今秋発売開始する LIVEWIREは電動バイクの市場を一気に加速させるようです。さあどうするHONDAとYAMAHA。
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2018.07.25 (Wed)
フルモデルチェンジされた3代目ベンツCLS
4ドアクーペの市場を切り開いた初代メルセデス・ベンツCLSから3代目になるベンツCLSが海外では今年3月から発売され、日本でも6月25日に発売開始になりました。

フロントヘッドからサイドに流れる曲面の構成はさすがに綺麗です。

メルセデス・ベンツ チーフデザイナーのゴードン・ワグナーは「我々のデザイン哲学の根幹は“Sensual Purity=官能的な純粋さ”」と語ります。彼は感情と理性の融合“Hot and cool”な姿で、カーデザインにモダン・ラグジュアリーという価値観を定義するとも言っていますが、この解釈は彼のデザインチームの共有する様々なイメージビジュアルが見えなくては理解できません。

レンダリングスケッチです。フロントとリアのフェースバランスが実車では大きくなっている位でほぼスケッチ通りです。


ゴードン・ワグナーの言葉の表現は抽象的ですが、このCLSデザインには分かりやすい注釈があります。デザインモチーフはサメ、しかもホオジロザメではなくオグロメジロザメと説明しています。

写真のオグロメジロザメは「ホオジロよりも小さくて体長も短くて俊敏なサメで、形そのものにスピード感があります。」とダイムラー社エクステリアデザイン統括のロバート・レズニック。
これまで日本車やベンツのデザインでも多用されていたキャラクターライン(ライン造形)を排除して、大きな面の張り出し(サイドボーン)という、まさにサメのボディ部分を表現するしなやかな造形です。

フロントはサメを思わせる“シャークノーズ”を採用してよりスポーティーな仕上がりを見せています。この手法は2010年に日本のマツダが発表して現在も継承しているデザインテーマ「魂動ーSoul of Motionー」は「生きているものだけがもつ、豊かな表情や力強い生命力を感じられるクルマ」によく似ています。
押し出しの強い正面顔ですが、アメ車のムスタングの匂いを感じるのは私だけでしょうか。

2018年2月にオランダで世界初公開された新型「Aクラス」はシャークノーズと言うよりマンタという感じか。

動画があります。
トヨタもプリウスで、ホンダもフィットでキャラクターライン(ライン造形)の真っ盛りですが、私はそんなグラフィカルなカーデザインより、マツダや今回のベンツのようなソリッド造形で勝負する方が好きです。トヨタとホンダは次のモデルでそんな路線変更をしてくるのでしょうか注目したいです。
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2018.03.16 (Fri)
かわいいコンパクトカーFIAT 500 (チンクエチェント)
今日ご紹介するのはフィアット500チンクエチェントです。


フィアットの母国イタリアでは「トポリーノ(ハツカネズミ)」の愛称で親しまれ、2代目フィアットNUOVA500は名作映画「ローマの休日」で、主人公のオードリー・ヘップバーンが乗っていたことでも知られています。
フィアット500のオリジナルモデルは1936年に誕生し、2代目が1957年に登場して1977年に生産終了となっていました。そして30年以上のブランクを経て2008年に現在の3代目が登場しました。

これが上のモノクロ写真の2代目のフィアットNUOVA500

2代目フィアットはスクーターと変わらぬ価格で4人乗りを実現しなければならず、タイアもシチュー皿のような小さいサイズなので乗り心地は決して良いものではありませんでした。車体が軽いのでスピードは出ますが、アクセル全開時の車の揺れは激しくて、車が出す騒音もかなりのものでした。
騒音対策として採用されたのが音を音でごまかすという乱暴な発想の天井が開閉できる「キャンバストップ」でした。この「キャンバストップ」がルパンや次元が、ドタバタと乗り込むイメージにぴったりで、スピードを出して逃げる際の車のトリッキーな動きなども良く似合っていました。

1975年頃に友人がこのフィアット500で大阪から信州まで仲間とスキーに行って、ルーフキャリアーが無かったのでルーフを開けてスキーを立てて走ってゲレンデに到着したら騒音と寒さと振動で死ぬかと思ったそうです。
これが2008年に登場した3代目フィアット500チンクエチェント。外観は殆ど変更有りませんが2018年型の装備は最新版。


車内はずいぶん静かになりましたが、キャンバストップのオープンルーフモデルは健在です。

今となっては珍しいボディカラーと同じインパネカラー。

この見るからに優しそうで楽しそうな3代目フィアット500チンクエチェント見ていると、近年の日本車のトランスフォーマーの映画ようなゴテゴテとしたアニメデザインが気になります。

私には今のトヨタプリウスがピエロの泣き顔に見えて、同じくレクサスは大口のダースベイダーのマスク顔に見えます。両方とも日本が世界に誇る車なのに、泣き顔や威圧する顔というのには抵抗があります。
FIAT 500(チンクエチェント)ってどんなクルマ? というCM動画がありました。
AIコントロールの時代だからこそ、人に優しくて楽しい車の未来を感じるデザインを見せて欲しいです。聞けばプリウスは昨年11月に続いて今年6月に大幅なデザイン変更をするそうです。どうぞこれが答えだというデザインを見せて下さいトヨタさん。
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2017.12.12 (Tue)
テスラ社のEV大型トラック「テスラ・セミ(Tesla Semi)」

テスラ社のイーロン・マスク(Elon Musk)CEOは16日、米カリフォルニア州ホーソーンにある同氏経営の宇宙開発企業Space Xの本社で、EV大型トラック「テスラ・セミ(Tesla Semi)」を発表しました。スペースX本社にはテスラ社のデザイン部門があります。
本題の前に、民間宇宙開発企業スペースXはNASAから国際宇宙ステーション (ISS)への物資補給ロケット事業を受注している他、発射から着陸回収型ロケットの開発を行い、 商業軌道輸送サービスを独自技術で展開して火星有人飛行を目指す会社です。
この動画はSpace Xが今年成功させた着陸回収型ロケット実験。これでISS(国際宇宙ステーション)への輸送費用は格段に下がります。
では本題のEV大型トラックです。イーロン・マスクCEOは近未来的な「テスラ・セミ」の外観について、「弾丸らしいデザ。インにした。」と言っています。 たしかチーフデザイナーは元北米マツダのチーフデザイナーFranz von Holzhausenと聞いています。

イーロン・マスクCEO(写真)は「セミは1回の充電で約800キロ走行できるとし、通常のトラックの走行ルートを再充電なしで目的地へ往復できる。」と話します。

セミは5秒間で時速100キロに到達可能な加速性能を備えて、上限の40トンの積み荷をけん引している場合でも、従来のディーゼルトラックより大幅に速い20秒で時速100キロに達します。

運転席は従来の左側ではなく中央に位置しています。車両前方にエンジンがない上に、シフトレバーもないことから、運転席が従来より前に置かれ、パノラマ型フロントガラスを通して道路を広く見渡せます。車内は天井が高く十分な広さがあり、立ち上がって歩き回ることも可能。

もう一つセミが実現した大きな特徴があります。それは「ジャックナイフ」と呼ばれるトレーラートラック独特の重大事故を防ぐ装備です。(トレーラー・トラックが急激にハンドルを切るとヘッドはその方向に曲がるが、重くて長いトレーラーは追随できずそのまま直進して急激に折れ曲がって行き、最後には転覆してしまうのがその形から「ジャックナイフ」と呼ばれます。)

セミではそれぞれの駆動輪ごとの独立した電気モーターとセンサーで、それぞれの車輪ごとの荷重を感知し、最大限の安定を得るためドライバーの介入なしに、トレーラー自身がジャックナイフが起きるのを防止します。

ちょっと長いけどイーロン・マスク(Elon Musk)CEO自ら行うSemiプレゼンテーションです。
2003年創業のテスラモーターズが最初に発売したのが2008年のテスラ ロードスターでした。パソコンのバッテリー200台分を並列に繋ぐという禁じ手のようなコンポーネントでしたが、今や専用のバッテリーをパナソニックが供給するようになり、車種も世界初のフルエレクトリックセダンModel S ・高性能SUVのModel X ・低価格タイプのModel 3と展開して、来年2018年中に年間500,000台の生産体制に入ります。テスラはあと数年で全米のビック3に並ぶ自動車メーカーになりそうです。
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2017.11.09 (Thu)
2017スーパーカー・ドラッグレースの勝者がついに電気自動車に

スーパーカー・ドラッグレースは毎年秋に西海岸のサンタバーバラ郡のヴァンデンバーグ空軍基地の滑走路で行われます。


タイムアタックなどではなく、滑走路に一列横隊に並んでヨーイドンの一発勝負です。距離は1/4マイルですから約402m。

エントリーするのはその年の加速自慢の市販車12台。
アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオの500ps

アストンマーティン DB11の600ps

メルセデスベンツ AMG GT Rの585ps

マクラーレン 570GTの570ps

フェラーリ 488 GTBの670ps

テスラ モデルS P100Dの680ps

ポルシェ 911 ターボSの580ps

NISSAN GT-R NISMOの600ps

シボレー カマロZL1 1LEの650ps

ポルシェ 718 ケイマンSの350ps

シボレー コルベット グランスポーツの460ps

いよいよスタートです。


テスラが一位でゴールです。

動画でご覧ください。
僅かなリードですがテスラS P100Dが勝ちました。この車はバッテリー搭載でエントリー車両の中では最も重い大型セダン車です。来年は同じ電気自動車のPORSCHE MASHATがエントリーするのではという噂です。一昔前のV8のアメ車全盛から、ヨーロッパのスーパーカーと日本車の時代があって、EVパワーのステラという新しいアメ車の時代が始まろうとしています。
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2017.05.28 (Sun)
BMW Motorrad VISION NEXT 100 - Awesome Bike
昨年秋に発表されたBMWバイクのコンセプトモデルです。2016年はBMWが創業から100周年を迎えた特別な年でした。

2016年は3月から4輪2輪と相次いで新車や次期モデルの発表”BMW Motorrad VISION NEXT 100 ”があって、このバイクのコンセプトモデル“The Great Escape”が最終の10月に発表されてずいぶん話題になりました。アニメ映画「AKIRA」に登場するような姿です。

約50年後(一部の資料には30年後ともあります。)のモーターサイクル提案で、最先端の技術によってプロテクションギアなしでも安全にライディングできるという設定です。ライダーのスキルに沿って必要な情報をバイクが提供できるなどの提案があります。
これはすでに実用化されている技術ですがモータージャイロによってバイクは人が乗ったまま自立しています。外部からの少々の力では傾きません。

正面です。エンジン・ブロックは速度に連動して伸び縮みし、高速では十分な冷却効果を保ちながら空気抵抗を減らす効果を生みます。

そして背面。

サドル部分。

デザインにあたっては「風を感じ、ライダーが自由であることを重視した」と言います。

ライダーのスキルに合わせてガイドの制限が変化する例として、初心者ライダーのためにはコーナーへの侵入や水平を保つラインをガイドし、スキルの高いライダーであれば走る楽しみを邪魔しないが、万が一の事故に備えて、限界に近づいたシーンに限ってはガイド制御を行なうと説明があります。
動画がありました。(最初にCMがあります。)
パワートレーンの詳細は言及されていませんが、私は先日の日産のマーチのe-POWERのようにガソリンエンジンで発電する電気バイクならかなり面白いと思います。

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2017.04.28 (Fri)
日産e-POWERが好調でトヨタが苦戦です
昨年秋までコンパクトハイブリッドの中での売れ筋はトヨタのアクアで、コンパクトなボディに直列4気筒1.5Lエンジンをベースにしたハイブリッドを搭載して、JC08モード燃費は37km/Lと低燃費で運転がしやすく、Sグレードの価格は188万7055円と求めやすいところが評価されていました。

このアクアに対して昨年11月に強敵が出現しました。日産「NOTE e-POWER」です。

e-POWERは、ガソリンエンジンとモーターを融合し、エンジンで発電した電気を使ってモーターで駆動する新しいパワーユニット。
ガソリンエンジンは発電専用で駆動には使わずに、大出力のモーターのみで100%駆動します。だから100%電気自動車と違って、充電の必要がありません。

構造上、エンジンとタイヤは直接つながっていないために、最も効率の良いエンジンの回転数での発電が可能となり、クルマが使われる頻度が高い市街地走行時では従来型ハイブリッドに対して、競争力のある燃費を実現しています。充電を気にしなくて良いのが「e-POWER」の最大のベネフィットです。

確かにエンジン駆動ではないのですから、重たいギアミッションが無いし、常時エンジンで充電しているから大きくて重いバッテリーを積まなくて良いから車重は軽くなります。


日産はe-POWERの開発で、バッテリーの量を他社のハイブリッドと同程度に減少させながら、モーター駆動の走行性能や静粛性を失わずに、エンジンの作動を乗員が気付かないレベルにして、効率的にエネルギーを使うことを研究してきた成果と言っています。
動画があります。
昨年末にトヨタの「プリウス」を抑えて日産自動車のコンパクトカー「ノート」が1万5784台を販売して初の月間販売台数1位を獲得しました。これは日産NOTE e-POWERの好調に負うところが大きいですが、もう一つには私見ですが2015年12月に登場した4代目プリウスの”泣き顔デザイン”が好まれなかったのではと思います。(2017年春から4代目にデザインチェンジのプリウスPHVモデルを追加)">(2017年春から4代目にプリウスPHVモデルを追加)プリウスPHVモデルを追加)
4代目プリウス

日産はこのままe-POWERを上位車種やスポーツ車種に展開して行くでしょうからトヨタ、ホンダはどんな答えを出してくるのでしょうか。市場はトヨタの一人勝ちの時代を終えて新しいステージに入っていくようです。
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2016.11.08 (Tue)
トヨタ新型SUV「C-HR」



デザインは、「センシュアル スピード‐クロス」をコンセプトに、SUVのたくましい足回りやスピード感あふれるボディ、大人の色気を表現し、新ジャンル・スペシャルティを追求したとあります。

ダイヤモンドをモチーフとした多面体のような精彩なボディ、前後のホイールフレアが大きく張り出した構成により、圧倒的なスタンスの良さを表現ともうたっています。

「キーンルック*2」や、その構成要素でもある「アンダープライオリティ*3」などのトヨタ独自のデザイン表現を進化させ、ワイド感と踏ん張り感ある鋭く力強いフロントマスクを創出とあります。

キーンルック*2:知的で明晰な印象のトヨタ独自のフロントフェイスのデザインコンセプト。
アンダープライオリティ*3:空力性能と冷却性能、そして歩行者の保護向上までも配慮されたアンダーグリルを強調したトヨタ独自のフロントデザイン手法。
動画があります。
こちらは外装内装のロングバージョン。
SUVですから流麗なフォルムという訳には行かず、パワフルガッシリ感での新しさを求めたいというのは分かりますが、ここまでこねくりまわして、ダイアモンドの多面体と名付けて複雑な造形処理をしなくても、主張するラインづくりは出来たのではと思います。でもこれを見てトヨタのアウディ追従型の大口デザインがそろそろ終焉を迎えている事が確認できてホッとしています。
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2016.06.24 (Fri)
ル・マン24時間レース トヨタ残り2周で無念

6号車が2位表彰台を獲得したものの、チームにとっては悔しい24時間レースの幕切れとなってしまいました。
2台のTS050 HYBRIDは残り3時間の時点で同一周回の1位と3位を走行して、トヨタのル・マン24時間レース初勝利へ向けて順調にレースを戦っていました。

ラストのステアリングを握ったのは中嶋一貴で、2位のポルシェ2号車との差は残り3周で1分半。トヨタの初勝利はもはや決定的と思われました。
茫然とするトヨタのピットクルー。

しかし、トヨタ5号車はファイナルラップへと向かう最後のストレートコース上で、中嶋一貴が「ノーパワー!!」の絶叫と同時にストップ。なんとか走行を再開したけれど規定の6分以内に最終周を走れずに失格。
突然転がり込んだ優勝に狂喜乱舞のポルシェピット。

ダイジェスト動画です。問題のシーンは後半。
ポルシェの公式ツイッターは6月19日のレース終了からわずか3時間48分後に、大きく映し出されたトヨタ5号車の写真と共にこんなメッセージを添えています。
「Competed together for 24 hours. Head to head for 24 hours. Gained our respect forever. #LEMANS24」
「24時間を一緒に戦った。接戦の24時間だった。われわれの永遠の敬意を添えて」と。

トヨタから公式の発表です。
「 ル・マン24時間レースの最終盤、TS050 HYBRID #5号車を襲ったトラブルは、ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合によるもので、これによりターボチャージャーの制御が失われた。」

惜しかったです。トヨタさん来年に期待しています。
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2016.06.06 (Mon)
電動折りたたみ 超小型で超軽量モバイルeバイク『UPQ BIKE me01』

弱冠30歳の社長・中澤優子さんが起業した“ほぼ1人家電メーカー”という事で話題性があり、国内最安値のスマホ、市場価格を大幅に下回るオシャレ家電に加え、バッテリー内蔵のスーツケース、デザイン重視の椅子など女性目線の製品ラインナップが注目されています。

そのUPQ(アップ・キュー)が来月6月から、電動&折りたたんで持ち運べる。ガジェットへのUSB給電も可能な超小型、超軽量モバイルeバイク『UPQ BIKE me01』を発売開始します。価格は[メーカー希望小売価格]127,000円(税抜)。


中澤優子社長自らのプレゼンテーション動画
ACアダプターによる充電で走行可能で、約3.5時間の充電で時速25km。1回の充電あたりの電気代は約9円程度
最高速度は原動機付自転車と同じ時速30km。

乗員55kgの条件だが、約35kmの走行が可能。(耐荷重は約100kg)
車体重量は約18kg。折り畳んで持ち運べるほか、車のトランクに収納することもできる。

スペアバッテリー(3万4500円、税別)とACアダプター(1万6800円、税別)も同時に発売。
運転には原動機付自転車免許が必要でバイク販売店から販売し、修理や部品交換も販売店が対応。
取り扱い店舗一覧

●株式会社UPQ(アップ・キュー)
●30歳で家電ブランドを立ち上げた中澤優子<UPQ社長>の経歴書
(リンク先はスモールビジネス専門の情報メディアWorkaHolic)
このデザウマで、1986年シルバー精工という会社の掃除機『G-Force』から今のダイソンが始まったという記事を書きましたが、同じような匂いを感じます。サー・ジェームス・ダイソンは自ら考えたサイクロン方式を製品にしたかったけど、掃除機メーカーどころか市場からも相手にされませんでした。中澤優子さん率いる株式会社UPQも「ユーザーが自分を表現できる製品をつくりたい。」という思いからスタートして、ファブレスでネットマーケットの波に乗ろうとしています。
ただ、惜しいのはUPQのロゴが読みにくい....。

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2015.12.27 (Sun)
今年9月に予告記事を書いた4代目新型プリウスが発売されました

今年9月にデザウマで予告記事を書いた、4代目新型プリウスが12月9日発売されました。今日はプリウスはなぜ賛否両論の出る癖のあるデザインになったかについてです。
日本車のワールドモデル車の発表は日本ではなくて、アメリカで行っていると書きましたし、事実新型プリウスの発表もラスベガスでした。

日本でのハイブリッド車の占める割合は20%なのにアメリカでの占有率はたった3%です。どうしてアメリカ人はハイブリッド車をもっと買わないのでしょうか。その理由はアメリカ人独特のペイバック主義にあると言われます。

現在アメリカでのレギュラーガソリン価格は、原油安の影響で、全米平均1ガロン2.05ドル(約64円/L)彼らは年間のガソリン代と新車価格を真剣に“にらめっこ”してどちらが得かを考えます。これが、アメリカ人の特性でプリウスをはじめとするハイブリッド車が思うように売れない理由です。

例えば月のガソリン代が1万円で、年間12万円がハイブリッド車で半値になっても年6万円が3年で18万円なのに、新車で50万円も高い車を買うかという事です。

数年前までのガソリン価格が高騰してゆくというシナリオはアメリカがISステイツのヤミ原油とロシアの天然ガスによるマーケットへの影響力を削ぐ為に、シェールガスの最大の輸出国になる事が決まって以来無くなっています。

4代目プリウスは本来ならもっと売れ筋本流のBMWやAud的なデザインで良かったはずですが、必要以上に特徴のある顔に仕上げなければアメリカでの存在が希薄になってしまう危険があり、プリウスがハリウッドスターの御用達で有り続けるためにもハイブリッド車の看板となる強い個性が求められた訳です。
福山雅治さんからも「エロい」チャレンジングなデザインという印象を受けると。
4代目プリウスの白モデルを見ていると誰かに似ている気がしていましたが、やっと分りました。鈴木そのこさんです。何処がって言われても困るのですが、雰囲気です。ホレ、あの...シトロエンTUBIKと石破 茂さんみたいなもんです。
性能については書かないつもりでしたが、従来のトーションビーム式リアを改めて、ダブル ウィッシュボーン式サスペンションにこの車へのトヨタの本気度を感じます。ホンダがオデッセイアブソリュートのダブルウィッシュボーンサスを 外してコケているのを良く見ているようです。
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2015.11.09 (Mon)
久々に車のデザインが気になります
写真はご存じのBMWミニです。3ナンバーのミニが登場してコンパクト感が薄れてきた感がありますが、キビキビとした丸っこいボディデザインは人気があります。

●BMWミニのサイト
このBMWミニに似ているのではと思うのがダイハツのキャストです。

特長的な長円ヘッドライトからノーズにかけてのペタッとした曲線の扱いも含めて全体から受ける印象です。
●ダイハツのキャストのサイト
BMWミニのサイドフォルム。

ダイハツのキャストのサイドフォルム。
3ナンバーボディと軽自動車の箱型規格の違いがあるので、バランスは異なりますが、軽の規格に合わせて両サイドからグッと押さえたチョロQ的です。

ダイハツ自動車は一部でトヨタ自動車の軽自動車事業部と揶揄されています。トヨタグループの考える軽自動車の最新モデルが、BMWミニ風と言われるのは残念ですし、似てるとか似てないとか他車と比較されるデザインよりメーカー独自のデザインで勝負して欲しいと思います。
もう一つは似てる話ではなくて、友人が乗り出したマツダのCX-3です。

今年5月の「マツダの車は五角形グリル」でも書きましたが、「豊かな表情や力強い生命力を感じられるクルマ」のコンセプトは確実に進化しているようです。

ともすればフロントとリアのつなぎ的解釈になりがちなサイドフォルムが綺麗にデザインされて、特にセダンでは初めてと言って良いほど側面が主張するデザインになっています。
どうぞ街中で実物をご覧ください。
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2015.09.22 (Tue)
TOYOTA9月9日ラスベガスで2016年型新型プリウスを公開

ベガス発表のプロモーション動画です。
プリウスは発売以来、優れた環境性能により、世界のハイブリッド車の先頭を走ってきました。日本と北米を中心に世界約80ヶ国で累計販売台数は350万台を超えました。(2015年7月末時点)。
話は逸れますが、今は良く聞く「環境性能」という言葉は1980年当時一緒に仕事をしていて、先日このデザウマに登場して頂いた奥田充一さんと私が初めて使い出した言葉です。確かAV家電や白物家電を収納する家具の企画で「そのモノが存在する事で環境にもたらすプラス効果の度合いを測る言葉」としてつくった造語です。レポートは残っていますが、当時パテントをとっておけば今頃は大儲けできヾ(- -;) ォィォィ
歴代プリウスの初代と二代目。アメリカではハリウッドスターがこぞって乗り出してから一気に認知されました。

三台目と今回の四代目です。三台目は2009年にうちの会社が自社製品WithWigでグッドデザイン中小企業長官賞を頂いた時に、私も大賞選出の投票権を頂いて惜しくも僅差で金賞受賞となった印象深いモデルです。

4代目となる新型プリウスはハイブリッド技術にさらなる磨きをかけて「優れた燃費効率」、「ハイブリッドシステムの軽量・コンパクト化」「ボディの高剛性化」を図り、洗練された低重心のスタイルと走る楽しさの実現を目指して開発を進めてきたそうです。
スタイリングは二代目のクサビ形フォルムの集大成といったところでしょうか。

今回の発表までは内心、またトヨタが大口を開けたプレデター路線を出してくるのではと、恐れていました。フロントはこれまでのデザインの継承が見られますが、リアデザインにトヨタらしいヒネリがあります。

真上からレイアウトを見るとプリウスって結構大きい車です。

フロントフェース全体は従来の延長ですが、細部はかなり難しい造形です。

特に難しいのはこのヘッドライト周りです。昔はヘッドライトの鋭角的デザインは無理だったのですが、ガラス成型からポリカ成型に変わって、光源もLEDになってこんなに自由になりました。

でも、ドライビング周り、特にインパネの造形はカローラと同じ匂いがして新しさがありません。

車のインパネの液晶ディスプレイが普通になった割には、楽しさがありません。

せめて週末のドライブには画面が切り替わって三連装の丸型アナログ風位はやって欲しいです。車はもっと楽しめるものでなければと私は思うのですが。
新型プリウス(PRIUS=先駆けの意)は、2015年年末から日本で販売開始だそうです。
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2015.07.04 (Sat)
サムスンの「Safety Truck」とベンツの「Future Truck 2025」

サムスンはこの問題を解決するシステム「Safety Truck」を開発して自社サイトで公開しています。
トラックに荷物を積み込んで、扉を閉めたらリア扉の画像がオン。

画像を映し出してトラックが出発します。

トラックの後方のRV車が画像を確認して追い越しをかけます。

追い越しが終わってトラックの前に出たRV車が画像に現れます。

公開You Tubeです。
「Safety Truck」はサムスンがすでにプロトタイプでの実験走行を終えて有効性を確認したので、今後は各国の交通法規に準拠し、 必要な許認可を得るために、政府や NGO などとの共同テストに入るそうです。本当ならパナソニックあたりが車両電装機器で先行していなければいけない分野なのに残念です。
もう一つこちらはベンツの「Future Truck 2025」です。これはすでに乗用車に付き始めている機能もあります。
Mercedes Self Driving Truck Driving Itself Mercedes Future Truck 2025 Commercial CARJAM TV 4K 2015
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2015.06.12 (Fri)
マツダの車は五角形グリル
先月発売開始となった新型ロードスター(五角形グリルは上向き)

古い話で恐縮ですが昔、宅配便で有名でF1にも参戦したF社からのオファーがあって、MAZUDAのロードスターをベースにオリジナルのオープンカーをつくるというプロジェクトがありました。あの時代は同じクラスの中古車でもMAZUDA車の下取りは安いと言われていた時代で、なぜそうなるのかと調べたら、性能はともかくデザインが普通なので中古では余計に古さを感じるという声がありました。今はそんな事はなさそうです。
新型ロードスターサイドビュー

新型ロードスターリアビュー

どうやら2010年から一般人には分からない、車の外見統一戦略「コントラスト・イン・ハーモ二ー(五角形グリル)」の採用が転機となっているようです。他にも2010年にマツダが発表したデザインテーマ「魂動ーSoul of Motionー」は「生きているものだけがもつ、豊かな表情や力強い生命力を感じられるクルマ」をテーマにしています。

生けるもの、チータとの組み合わせ。この場合五角形グリルは下向きです。上下にこだわらないところがいいです。

イマジネーションカーが走ります。(後半のCG合成の大き過ぎる車サイズが気になります。)
ここまでデザインの手の内を見せると今後がやりにくいのではと思いますがどうなんでしょうか。
●マツダが変わる前の2009年10月デザウマ記事「MAZDAの車は人の顔がコンセプト?」
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