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2009.11.06 (Fri)

山名酒造株式会社 「野条穂」 兵庫県丹波市

今日、今借りているビルのオーナーが突然来られて、
「グッドデザイン賞中小企業庁長官賞の受賞おめでとうございます」と、
日本酒をを頂きました。何でもお知り合いの建築家の方も今年の受賞者で、
うちの受賞をお知りになったのだとか。
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家主さんから、お祝いを頂けるとはうれしい限りです。
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山名酒造という酒造メーカーの日本酒です。
山中酒の店は良く知っているのですが、山名酒造は知りませんでした。
お話では現在は卸はせずに、お店やエンドユーザーへの直販売だけなのだそうです。

そこについていた説明書きに面白い記載があります。
原文のままです。(写真はカタログとサイトから使わせて頂きました)
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昔はどの村にも桶屋がいた。

風が吹けば桶屋が儲かるという諺があるが、酒造りの季節の前に、
まず桶屋が蔵入りし、新しい箍で緩んだ大桶をしめ直した。
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蔵の前に筵を敷いてバシャバシャとリズミカルに打ちつけて箍を編んでゆく。
晩秋の空のもと、桶屋の背中越しに青竹が大蛇のようにうねっていた。

冬の仕込みが終わり、蔵人達に清掃されて横に転がされた木桶は、
子供にとって格好の遊び道具だった。
中に入り足を踏ん張ってシーソーのように左右に揺らしたり、
近所の悪童達とごろごろ転がして大騒ぎしたり、やりたい放題。

見つかると蔵人に怒られた。遊び疲れたら、
ゆりかご代わりにして昼寝。染み付いた酒の香りと養生のために塗られた
柿渋の匂いが混ざり合い春風に溶けていった。
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古来、木桶はまず造り酒屋用い、その払い下げを醤油屋が、
最後に味噌屋が仕込みに使った。
後になるほど塩分が強く、保存性が高いために長期使用が可能だった。

醤油屋・味噌屋では今も現役の木桶を見かける。しかし、
緻密さが要求される酒造りでは、自然素材の宿命である容器として不安定さ、
また、大量生産に向かない等の理由にから、木桶は次第に現場から姿を消し、
昭和30年代には全国的にホーロータンクが取って代わった。
322-1.jpg

今回、木桶仕込みを復活したのは単にノスタルジーからだけではない。
その風味に未来を感じたからだ。木桶で醸される酒は力強く、
木の香りが穏やかに酔わせる。飲む森林とでも言おうか。
原点に返ることで見えてくる新しい世界。
だから伝統産業は面白い。

                        奥丹波蔵元 山名
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幼少のころにやんちゃだった山名さんは
現在立派に酒造会社の11代目で良質の酒をこだわりをもって、
つくり続けています。

山名酒造のサイトに「今月の肴」というのがあります。
「電脳カマタ食堂」の著者の記事ですが2007年2月28日で止まってしまいました。
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今回頂いた一本が「幻の復刻酒 野条穂」でした。
半世紀前、栽培の難しさと農業の合理化のもと、忽然と姿を消した
幻の酒米「野条穂」の日本酒です。
甘み、酸味、辛み、苦み、渋みの五味のバランスが素晴らしい日本酒とか。
IMG_6966.jpg

近々、日頃お世話になっている仲間を集めて、
グッドデザイン賞受賞のお祝い会を開いて、楽しもうと思います。
お味はまた、レポートします。
IMG_6961.jpg

山名酒造株式会社
兵庫県丹波市市島町上田211
0795-85-0015


ビルのオーナーに感謝。
山名酒造株式会社11代目に拍手です!!
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テーマ : お酒 - ジャンル : グルメ


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