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2010.02.10 (Wed)

熊野「お燈まつり」その2

熊野「お燈まつり」その1はこちら

予告記事の1はこちら
予告記事の2はこちら

神倉神社の太鼓橋を渡ります。女性陣とはここでお別れです。
境内に入るとかがり火とわずかな灯りを頼りに538の石段を上ります。
スタートはいきなり急勾配で左にカーブしています。
コレを4~5段飛ばしで駆け下りるのは自殺行為に近いと思います。

その昔は下りの一着には米一俵の懸賞があって、それを目当てにかなり無理な
下りをする若者が、最後のこのカーブで谷に落ちる事故が絶えずで、
懸賞は止めたそうです。

一番上の「ことびき岩」には15度くらいの斜面広場があります。
例年なら2000人弱ですが、今年は6日が土曜日のために2400人以上が集まりました。

これが昼間の「ことびき岩」
ことびき岩

その「ことびき岩」に到着しました。(撮影は私)上の昼間の写真の右側。
IMG_8557.jpg

各自の松明点火が8時前と聞きましたのでここで1時間半待たされます。
長袖の下着とぱっちを衣装の下に着ているのですが、歯の根が合わないくらい寒いのです。
雪も降っています。昼間の海岸での禊ぎの寒さがぶり返します。
IMG_8564.jpg
写真の白くボンヤリしているものは雪です。

ご神火が出てきました。一瞬の静寂のあとウォーという叫び声が自然に出ます。
IMG_8573a.jpg
雪は止みません。「うお~!!」という男達の雄叫びが山から新宮の街に響き渡ったと、
後で女性達から聞きました。

火は一度石段を下って、中の地蔵という場所で焚き火をつくって後に上に戻ってきます。
そしていよいよ各自の大松明に着火の時刻になります。
IMG_8567.jpg

あっという間にこの状態になります。檜の松明は燃え進むと先の方から炭になって、
それが火のついたまま落下してきます。それが頭に落ちてきます。
燻されます
当然、白装束は燃えます。昼間の町中で松明を当て合いながら「たのむで~!」と交わした
言葉の意味がわかります。見ず知らずでも互いに火をはらってやらないと火傷です。

この状態で山門は閉じられてひたすら燻されます。これが厄払いになるそうですが、
もの凄く煙いです。耐える事15分、これ以上は無理というタイミングで、那智修験者の
ホラ貝の音を合図に山門の扉が放たれ、最初の命知らず達が駆け下ります。

翌日の現場です。もうあらかた掃除されてましたが、地面が炭で黒いです。
ここに2000人以上がいました。この時間でも炭の粉が宙を舞っています。
IMG_8594.jpg

前の記事のYouTubeの動画を見ると、転けている人が見えます。荒縄を胴に巻いているのは
踏まれても内臓を守るためと「たのむで~!」の精神で引き起こして上げるためです。

最初はもう少し写真を撮るつもりでしたが、大松明に火がついた時点で無理と判断して
カメラを懐に入れました。真っ暗の中で自然石を積んだだけの滑る石段です。
どこをどう数えたら538段なのか疑問です。
みんな気合いを入れながら「ワッショイ!」のかけ声で下ります。
IMG_8589a.jpg

ここがゴールの大鳥居の翌日です。鳥居のうしろの石段を見てもう一度ビビりました。
IMG_8586c.jpg

デザウマですから、次は熊野の美味しいものを交えてまとめ編としましょう。
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テーマ : お祭り&行事 - ジャンル : 地域情報


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