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2015.11.01 (Sun)

家の物置から初代ウォークマンが出てきました。

家の物置からウォークマンが出てきました。初代モデルです。人気沸騰で品薄の時にソニーの代理店に仲間で10台購入するからと優先して回してもらったものです。
この写真はネットからです。残念ながらオリジナルヘッドフォンはありません。
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その年の冬に腕に巻いて志賀高原の横手岳を滑りました。リフト待ちも寒い吹雪のリフトも苦にならず、ゲレンデでも頭の中はアースウィンド&ファイアーのライブ会場でした。調子に乗って雪庇から転落、カザマのメタルスキーをボッキリと折ってしまいました。

これが実物ウォークマン。
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合皮のケースにはWALKMANのこんな楽しいロゴが。 1979年頃のソニーは次に何が登場するかが楽しみでした。
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ソニーWALKMANの開発には諸説ありますが、9月12日の週刊現代の「1979年、ウォークマンを発売を語ろう」という記事の当時ウォークマン担当課長だった手塚氏と開発の責任だった大曽根氏の話が一番真実に近いと思います。

合皮のケースから出すとまだまだ綺麗です。
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手塚氏は言います。「最初は商品企画課内の好きな音楽を外で聴けたら楽しいね。」という軽い気持ちで始まったプロジェクトで、当時のソニーには腕の良い技術職人が大勢いて、すでに発売されていた「プレスマン」をベースにその日のうちにウォークマンの原型を作ってくれたそうです。

それまでラジカセのボディは樹脂が当たり前だった中で、薄いアルミプレスのボディは新鮮でした。
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業界用語でいう所の安っぽいガチャメカなのですが、ホーニングメッキ処理と高級オーディオ調の音質スライドスイッチのバランスがいいです。
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とにかく当時のソニーはアイデアが形になるまでが早かったと手塚氏は言います。出来上がった1号試作機は臨場感があって良い音で、みんなが盛り上がっているところへ、当時名誉会長の井深大氏がひょっこり現れて、その試作機をアメリカ出張に持って行ったそうです。
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すぐに盛田会長も持ち歩く事になり、ある時車中でピアニストの中村紘子に良い音だと褒めてもらった事もあって、盛田会長が発売を決断したのが1979年3月で、発売日が学生が夏休みに入る前の7月1日に決まり、突貫生産に入りました。

価格もギリギリ採算の取れる49800円にしたところ、盛田会長が若い人に売るならもっと安くしようと言って、定価33000円になったとか。

ソニーには報道記者イメージの録音機能付きモノラルの「プレスマン」が先にあって、商品企画では商品名を早くから「ウォークマン」と決めていたのに、取説が納品される時になって、上層部から「英語ではウォーキングマンだ。ウォークマン=歩け!人!なんて名前があるかぁ!」と突っ込まれたのをエスペラント語とごまかしたりでいろいろあったそうです。(実はプレスマンだって英語では印刷工の意味というのをソニー商品企画のメンバーは発売後に知ったという話もあります。)

私のシリアルナンバーは91825です。初回ロットではありませんが結構若いです。
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MEAD IN JAPANが誇らしげです。
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ヤフオクを見てみると私のウォークマンのようなレベルで1万円。ヘッドホン付きの作動する完品なら7万円以上です。家にあるかもという方は探してみてはいかがでしょうか。

私も何度となく経験がありますがヒット製品には必ず、社内で売れる売れないの大論議があります。欲しい人は絶対欲しいけど、いらない人には関係ない。でも発売されたらどんどんファンを獲得して行く、そんな商品開発に参加できるのは幸せです。

1979年7月1日に登場したウォークマンTPS-L2は世界の音楽文化を変えた製品で、3万台売れたら大成功と言われた初代モデルは世界で150万台売れました。商品企画・デザイナーのみなさん、世に出したいと思うアイデアは喧嘩してでも通しましょう。

●アップルマックテクノロジー研究所
●NHKスペシャル メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ 第一回

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