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2016.04.23 (Sat)

デザインシンポジウム QuoVadis Design・・・・デザイン 何処へ

4月20日水曜日夕方遅くから、講師をさせて頂いている京都造形芸術大学の春秋座(京都芸術劇場)で、ディター ラムス氏フィリッツ フレンクラー氏の講演がありました。
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私達世代のプロダクトデザイナーも、私達の先輩方もそうだと思うのですが、Less, But Better(より少なく、しかしより良く)、デザインの10原則や一時代を築いたBRAUNのデザインなどでプロダクトデザインの理念の提示に若い頃影響を受けました。
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迎えるパネリストは黒川雅之氏、深沢直人氏、長谷川豊氏は昨年12月のSony Design MAKING MODERNに続いての登場。講演のファシリテーターは本学の植松教授。(みなさんの写真は恐れ多いので着席前です。)
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こちらディター ラムス氏、フィリッツ フレンクラー氏は昔大阪でお会いしている本当に気持ちの優しい紳士で、今回も何度かそんな気配りが見られました。
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ディター ラムス氏は1932年生まれの今年84才。杖こそついておられましたが、マイクを握る手もしっかりと、気持ちのこもった中身のある貴重な講演でした。隣は黒川雅之氏。
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黒川雅之氏のスライドトークの最後の春画のシーンにはびっくりさせられました。

以外だったのは、ラムス氏の語ったBRAUN時代の仕事で、あれだけの仕事ができたのは当時の経営者ブラウン兄弟の理解があったからで、当時は私のデザインが冷たいとか、病院で使う機械みたいと批評を受けていたという表現。

後、ラムス氏のデザイン思想のベースには若い時多大な影響を受けた、桂離宮などの日本の伝統様式文化があり、私の前世は日本人ではないかと思うほどと言っていたのが印象的でした。

私がディター ラムス氏のデザインで最も好きなのがこれ。ボタンのクリック感も最高でした。
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ここまで攻めるモダンデザインを尊敬します。
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忘れないようにここに書いておきましょう。

■ディーター・ラムス氏による「グッド・デザイン」の十か条。
1. 革新的であること (Is innovative)
2. 便利な製品であること (Makes a product useful)
3. 美しいこと (Is aesthetic)
4. 分かりやすい製品にすること (Makes a product understandable)
5. でしゃばらないこと (Is unobtrusive)
6. 正直なこと (Is honest)
7. 恒久的なこと (Is long-lasting)
8. 首尾一貫していること (Is thorough down to the last detail)
9. 環境に配慮すること (Is environmentally friendly)
10. 可能な限りデザインをしないこと (Is as little design as possible)

アップルのデザインフィロソフィーもジョナサンアイブ氏指揮の元でこの思想を継承していると言われます。
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ラムス氏がBRAUN社でデザインの指揮をとっていたのが1965年、氏が32才の時ですから、ブラウン兄弟始め人の出会いというのはつくづく大切なものと思います。

私も四十歳代までは実際に会って知っている事もあって、ソットサスのような人間賛歌的なデザインが好きでしたが、近年は苦労して発見できるベーシックなモダンデザインバランスを追いかけるようになってきました。

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テーマ : アート・デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術


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