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2018.12.29 (Sat)

ハワイ語で「遠方からの最初の使者」を意味する「オウムアムア('Oumuamua)」

2018年の終わりに今年の宇宙の出来事に眼を向けてみました。

昨年10月14日に地球の軌道の下を通過したオウムアムアについては世界中で結構な話題になっていたのですが、なぜか日本ではさほど注目されませんでした。
これがハワイ語で「遠方からの最初の使者」という名のオウムアムア。
qa515005.jpg

地球を含む天の川銀河には1000億の恒星が存在し、惑星形成過程で放出された無数の小天体の一つがオウムアムアで、
我々の太陽系に初めて訪れた恒星間天体です。


全長400メートル、直径80メートルの細長い葉巻型で7.3時間で1回転しています。このような形の小惑星は過去に発見された例はありません。この独特の姿と飛来する速度が変化した事で大型の宇宙船ではという噂もありました。
qahLxS.jpg

太陽系外から秒速25km以上で近づき、太陽と水星の間を通り抜けて、地球から2400万kmまで接近。太陽の重力で急激に軌道を変えて、火星の軌道横をぬけて現在は太陽から離れつつあります。
qaperihelion.jpg

オウムアムアはこと座のベガの方向からやってきました。太陽系の惑星が公転する黄道面に対して、北の方向からかなりの角度で太陽に接近してきたことになります。その速度は秒速26.3km でした。9月9日に太陽に最接近した際には秒速87.4km に達したことがわかりました。このとき、オウムアムアは水星の軌道の内側に入っていましたから、広大な宇宙空間の中で超接近遭遇です。オウムアムアは太陽の重力で軌道を曲げられ、10月14日に地球の軌道の下を通過、11月1日には火星の軌道の上を通過しました。
qauamua_orbit.jpg

オウムアムアはこと座のベガの方向から何千万年もの間、宇宙を旅してきました。この画像のほぼ中央がベガです。
chart08_s.jpg

私たちの太陽系には、これほど細長い形をした小惑星は存在しません。いったい、どのような過程で、このような形の小惑星ができあがったのでしょうか。
qa1oumuamua.jpg

現在は太陽から秒速44kmで遠ざかって、ぺガサス座の方向へ向かっています。
qaua-w1280.jpg

何にしてもオウムアムアが地球に衝突しなくて良かったです。もし衝突していたら過去の太陽系内の小惑星が衝突したときをはるかにしのぐ規模だったと言われます。オウムアムアは新年の2019年1月には土星の軌道近くを通過中です。

おまけに簡単に宇宙の大きさの分かる動画をご覧ください。この動画の中ほどにオウムアムアの発生地と思われるベガ星系も出てきます。こんなのを見ると、私は人間の存在理由を考えてしまいます。


今年もデザウマをご愛読下さり、ありがとうございました。
来る2019年がみなさまにとって良き年でありますように。


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