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2011.12.03 (Sat)

「平野区誌」に見る「大阪アースダイバーへの道」

週刊現代に連載されていた中沢新一氏の「大阪アースダイバー」を興味深く読んでいます。

東京版のアースダイバー
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ピクチャ 3
中沢 新一
明治大学野生の科学研究所所長に就任。
多摩美術大学芸術人類学研究所所長を兼任、同大学客員教授

縄文時代前期の後半(約5500年前)
大阪の上町台地は細長い半島の姿で、河内平野は湾でした。大和川は江戸時代の付け替え工事で今の状態になったので、この時は河内湾が河口。驚くのは現在でも5~6mの水位上昇でこの状態に近づくことです。
ピクチャ xw
(白い線が現在の大阪湾岸線)

岬の姿の上町台地の回りに砂が堆積して行き、そこに人が住めるようになってからは、低地から上町台地に向かっていくつもの坂道ができたといいます。大阪の有名な坂道の法円坂、空堀商店街、観音坂、清水坂などは坂の下が海抜ゼロの海岸でした。そこには大昔からの人の伝承文化が存在するという話が大阪アースダイバーのテーマです。

私が興味あったのは、今年3月11日の東日本大震災で、東北各地の海岸線を10mを超える大津波が襲いました。もうすぐ起こると言われている東海・東南海地震で、10mを超える大津波が大阪を襲えば5500年前の海岸線まで水没するのではという不安です。

弥生時代中期(約2000年前)
ピクチャ ww
河内湾は淡水化が進み河内湖に姿を変え、その後、少しずつ陸地化して行きます。300年前に、それまで河内平野に流れ込んでいた大和川の付け替え工事が行われて、今の様に堺から海につながった訳で、そんな理由であの河内レンコンを生んだ、門真一帯の沼地帯があった訳です。

淀川など大阪の川はスーパー堤防などで洪水からは守られていても、海からの津波には無防備です。10m以上の津波が大阪湾全体を襲ったらどうなるのでしょう。東北の太平洋沿岸のような、山から直接海ではなくて、平野部が広がる大阪ではこのように広範囲に海水が入ってきます。河内に入った水はそう簡単には引きそうもありません。
ピクチャ xx

事実、直近でも1361年摂津の国の難波浦の潮が半時ほどで急に潮が引きはじめ、干上がった後に、取り残された魚を拾いに出た人々は、大津波に呑み込まれて、多くが犠牲になったとう文献が残っています。

国土地理院の衛星からのレーザー測定で海抜を計った最新のマップです。
ピクチャ zz
新大阪や中之島は海抜1-2mで、上町台地の大阪城、天王寺は海抜15-25m以上で、鶴見緑地は39m。国土地理院の元データはコチラ

大阪の中心部です。青いところが海抜が低く浸水するだろう場所。茶色は高層ビルだから津波がきたらまずはそこに逃げるべきでしょう。
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国土地理院の元データはコチラ

地層を調べれると1000年2000年という単位で門真あたりまで大津波の被害にあった地層が出て来ると聞きました。大阪市内の多くの場所が津波で水没します。上町台地や鶴見緑地やに逃げるか、ビルの5階以上に避難するのが良さそうです。阪急沿線やJR東海道線方面への道が水没し、市内には長期の帰宅難民がでそうです。
参考:十三のいま昔を歩こう 大阪アースダイバーへの道

だからと言って、府民、市民にどうしろとは言えないのですが、大阪も津波災害のシュミレーションなど準備が必要です。頼みますよ橋下市長、平松知事。

準備が必要と思って頂ける方は拍手ボタンを、ブログランキングボタンもお願いします。

テーマ : 災害情報 - ジャンル : 地域情報


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